今から550年ほど前の1470年ごろ、当時郡上一帯を治めていた東常縁というお殿様がいました。
このお殿様は当時の上流階級の教養である和歌に秀でていて、和歌の第一人者でした。 和歌の集大成である古今和歌集の解釈を京の都から訪ねてきた弟子の宗祇さんに口伝で3年がかりで伝えました。
これが後に「古今伝授」と言われています。

水をたたえた祠のそばではなむけの歌をしたためています。
水色の服が東常縁、笠を持った僧侶が宗祇です。 今もその別れの場所となった祠が残っています。
郡上の観光スポットとしてお馴染みの「宗祇水」です。博覧館から歩いて7分ほど。
街歩きの際はぜひお立ち寄りください。
